チャートは価格の足跡！？重要なヒントを探れ！

time 2016/03/16

folder テクニカル

堅牢な抵抗帯を探る

テクニカル分析は追跡調査の様なものだと言えます。

現在から過去のチャートの足跡を追跡し、今後どの様な動きをするのか見極めます。

その上で重要になってくるポイントの一つが抵抗帯の存在です。

堅牢な壁があれば乗り越えて進むより反対方向に進むと容易に想定できます。

所謂反発ですね。

過去にレジスタンスとなりうる高値が無ければ反発すると想定は出来ません。

当たり前の様な事ですがとても重要なポイントです。

FXは９割以上が投機目的と言われています。つまり、直近で尚且つ参加者に意識され易い高値、安値は格好の売買のポイントになります。

上記のチャートでは、参加者の多数がレジスタンスでショートを仕掛けてくると予測出来るので便乗する事が出来ます。

自身が意識してしまうポイントには必ず同じ様に意識している参加者が存在しているという事実を忘れない様にしましょう。

波形を追っていく

基本的にローソク足の足跡を手繰る際には現在価格から過去へと目線を移していきます。

✕過去から現在

〇現在から過去

現在から過去へさかのぼるには理由があります。それは、直近の高値、安値程重要になるからです。過去にさかのぼれば価格の価値は薄れていきます。

また、トレンド波形を刻んでいると言っても実際のトレードに結び付ける事が出来るかどうかも重要になってきます。

デイトレードの様な短期売買では、日足の大きな流れを重視するより、４時間足の動きにスポットを当てた方が有効的です。ダウ理論の「トレンドには三種類ある」から引用するとデイトレードでは、二次的トレンド、小トレンドが４時間足以下の時間足と考えられます。

参考記事：ダウ理論とは

この観点から見ても直近の値動きから過去にさかのぼるテクニカル分析は理に適っていると言えます。

それと、短期足で波形を分析する際に忘れてはならないのが、波形の形状を刻んでいる理由を探る事です。

短期時間足ではランダムな値動きをしている事が多々ありますが、二次的トレンド、小トレンドに当てはめると説明が付く波形もあります。トレードのシナリオを描きエントリーチャンスを待つスタイルでは、波形を刻んでいる理由を探る事で精度の高いトレードへの材料へと成り得ます。

トレードのヒントとは？

トレードには根拠が必要です。

参考記事：環境認識ではトレードの根拠を探る！

環境認識と執行時間軸で根拠が無ければエントリーをしません。根拠というのは換言するとトレードを厳選するためのフィルターとも言えます。高確率で利食いをするためには無駄なトレードを排除する必要があります。波形と抵抗帯で考える根拠は、真実のみで構成されているため精度の高いトレードへと繋がります。

FXは取引ルールがシンプルなので、オシレーターを用いてフィルター作りをするトレーダーも数多く存在します。ダイバージェンシーで利食い、損切りなどがメジャーなシグナルですね。しかし、オシレーターの使用を試みる前に相場の本質を理解する必要があります。波形を刻む原理や抵抗帯を意識する重要性を把握した上で、ローソク足や移動平均線だけでは材料が少ないと感じた時のみオシレーターの活用を取り入れる手順を踏んだ方が無難です。

参考記事：波形を刻む原理とは？

FXでトレードを行うためのヒントは過去のローソク足の軌跡に存在します。一つ前の高値、安値を更新しただけでもトレンドの発生を察知する事が出来ます。逆に一つ前の高値、安値を更新しなければ方向感の無いレンジ相場へ突入する事を懸念する材料にもなります。

過去のチャートを見てなるべくシンプルな考えでトレードに取り組めば、必ずトレード成績は納得のいくものになります。是非、参考にして下さい。

最後までお読み頂きありがとうございます。

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