2016/01/17
大事なのは常に波形
相場取引が未経験の方が最初に悩むのがチャートの見方ではないでしょうか。
私もFXを始めた時に、何をどう見てよいのか解りませんでした。
初心者用の入門書を見て、オシレーターやインジケータの基礎的な使い方は何となく理解出来ましたが、現実的な事は解らず仕舞いでした。
チャートを実際に使用しデモトレードをしても本質を理解していなかったので、当然、納得のいく成績ではありませんでした。
チャートを観察するに当たり、一番重要な事はどの様な波形を現在の価格まで刻んでいるかです。
はっきり言って、それのみでも良いぐらいです。移動平均線も表示させる必要も無いのかもしれません。
15分足チャート
どうでしょう?
ローソク足のみの表示ですが、直近は売りの圧力が強いと簡単に判断出来ますよね。
もちろん、テクニカル分析をしなければ売りと判断出来ませんが、直近の値動きに関して言えば、インジケーターもオシレーターも必要ありませんよね。
15分足チャート ボリンジャーバンド:期間25、2σ、-2σ EMA10
同じ15分足チャートに、ボリンジャーバンドとEMAを表示させたものです。
実際に私が使っているインジケーターです。
シンプルな手法でトレードをしたいのでオシレーターは一切表示させていません。
上記の図でインジケーターから得られる情報は、
ボリンジャーバンドが収縮しているのでボラティリティが低下している
SMA25より価格が下なので、6時間以内では終値の価格が低下している
EMA10付近に価格が停滞しているので直近2時間半ぐらいは揉み合っている
以上の点がインジケーターを通して得られます。
グランビルの法則という移動平均線からの乖離率や価格との位置関係を見てトレードの材料にする考え方がありますが、使いこなすのは困難なので取り入れていません。
乖離率は経験に基づいて判断する必要があるので、直感的に判断するか、膨大なデータを収集する他ありません。
移動平均線との位置関係も同様で、パターン化させる必要があるでしょう。
執行時間足によって使用する移動平均線も異なってくるでしょうから、膨大な検証作業が必要になってきます。
しかし、グランビルの法則は理にかなった考え方なので、体得できればトレードの幅は広がると思います。
15分足チャート ボリンジャーバンド:期間25、2σ、-2σ EMA10 サポートライン、トレンドライン
他に表示させる指標としては、ラインぐらいです。
上記の図では、
サポートラインを割っている
トレンドラインを割っている
と判断するために表示をさせています。
これ以上、チャート上に指標を増やすと手法が複雑になるはずです。
増やすとしたらフィボナッチ・ピボットぐらいでしょうか。
以前はよく使っていましたが、短期売買では必要ないと判断して外しています。
逆に、中長期的なトレードでのフィボナッチ・ピボットは、損切り、利食いの目安として使い勝手が良さそうに感じます。
移動平均線とボリンジャーバンドを表示させていますが、メインとなるのはローソク足の波形です。
全ての波形を刻む理由を追求する必要はありませんが、高値や安値を更新したという事実を安易に考えると高確率な利食いに繋がりません。
チャートを開いた時には、オシレーターやインジケーターに注目するのではなく、真っ先に波形に注目して下さい。
参考記事:波形を刻む原理とは?
プライスパネルに注目
プライスパネルはチャートではありませんが、プライスパネルのみでトレードされる方も少なくはないと思います。
私もスキャルピングに挑戦した時は無意識の内にチャートよりプライスパネルに注目していました。
MT4では画面左上の小さな▼をクリックすると表示されます。もしくは、右クリックして上から4番目のワンクリックトレード、Alt+Tのショートカットでで表示させる事が出来ます。
プライスパネルが少しづつしか変動しないのであれば、マーケットは落ち着いた状態です。激しく変動する時は、ボラティリティが拡大していると判断出来ます。
参考記事:FXでのスキャルピングテクニック
プライスパネルが激しく変動していると判断した時に限り、ローソク足の確定をいつもより、もう一本待つなどのフィルターににするのも悪くない考え方です。
また、プライスパネルに注目していれば、スプレッドの拡大にもいち早く気付く事が出来ます。
残念ながらMT4にはスプレッドは表示されませんが、慣れてくると瞬時にスプレッドが解るようになってきます。
スプレッドが拡大する時は、指標発表や要人発言が原因となるケースが大半です。
これらは事前に、羊飼いのFXブログなどで確認出来るので対策可能です。
しかし、突発的なニュースは一般投機家の元には遅れて入ってくるので、スプレッドの拡大は貴重な速報的な役割を担っています。
スプレッドが突然拡大した時は、エントリーチャンスでも見送るという判断を選択肢に入れる事が出来るのでプライスボードには常に注目する様にしましょう。
最後までお読み頂きありがとうございます。
ブログランキングに参加しています。応援よろしくお願いします。
為替・FX ブログランキングへ 為替・FX ブログランキングへ
にほんブログ村