2016/01/17
FXとギャンブル
ギャンブルと言っても様々なものがありますよね。パチンコ、スロット、競馬、競艇などがあります。
その中でも競馬は多種多様な馬券の購入方法があるため、トレーダーによって手法が異なるFXや株と似通っているものがあります。
その様な意味合いも含めて、ギャンブルの代表として競馬、投機の代表としてFXの類似点と相違点を取り上げてみます。
値動きの予測と競馬予想の類似点
FXではテクニカル分析を基に価格が上昇するか下降するかを見極めます。
テクニカル分析には、
・サポートライン、レジスタンスライン
・インジケーター
・オシレーター
・マルチタイムフレーム分析
などの指標、分析法をトレードの道具として用います。
競馬の予想では、
・血統
・適正距離
・過去の成績
・馬場との相性
などを用いて着順予想をします。
FXでは、ダウ理論の「平均はすべての事象を織り込む」という考え方がテクニカル分析の礎になっているので、チャートからの情報が重要視されます。
競馬では、過去の情報を基に枠順での傾向や直近の成績が重要視されます。
この様にFXと競馬の類似点は、過去の情報を重宝するという点が上げられます。
また、双方にはイレギュラーな出来事が発生するという点も共通しています。
FXでは、
・突然の政策金利の方針転換
・突然の金融緩和
・予定にない要人の発言
などが上げられます。
競馬では、
・突然の天候不良
・競走馬の体調不良
・騎手の負傷
などが上げられます。
FXと競馬の相違点
FXの魅力として大きな点は、いつでも手仕舞いに出来るという点です。
上記した様にイレギュラーな出来事が生じたとしても、大きな損失を出す前にポジションを決済すれば良いだけです。
常時リスク管理が出来るという事ですね。
競馬の場合は、イレギュラーな出来事が生じても購入した馬券は変更や返品する事は出来ません。
つまり、馬券を購入した時点で全てのリスクを受け入れる必要があります。
他にも、FXと競馬には大きな相違点があります。
FXは、
・上昇
・下降
・停滞
以上の3パターンしか値動きをしません。トレードはロングかショート、見送りの三択です。
また、FXでは分割エントリーをしない限り、同じ時間軸でのトレードでは基本的に一つの通貨ペアに対しポジションは一つしか持ちません。
非常にシンプルです。
競馬は、
・着順
これのみです。
しかし、シンプルではありません。
競馬は、単勝、複勝、枠連、馬連、ワイド、馬単、三連複、3連単と八通りの馬券の種類があります。
購入方法も、通常、流し、ボックス、フォーメーションと多種に渡っています。
その中で、一点に絞り大きく賭けるか、広く分散して少額を賭けるか、人それぞれとなります。
一つのレースで馬券を複数購入する事でリスクを分散させる点も競馬では正攻法です。FXでは、とても危険な行為ですよね。
まとめ
FXはトレード一回一回に固執する事はありません。一定期間の収支が重要になってきます。
もちろん、競馬も同様の考え方で収支を勘定する事が出来ますが、FXと大きく違う点はレース毎によって馬券の購入方法を変えなければいけない点です。配当金によっては、大きく元本割れする事もあるので、損失を一定にする事が出来ません。
馬券の購入方法も毎回変わっていけば、悩みを生み本質を失う事になります。
その点、FXは手法さえ確立出来れば一貫したトレードを行えます。一貫したトレードは、本質を見失う事無く利益を追求する事が出来ます。
本質とは根拠です。
FXでの環境認識から得た貴重な情報はトレードの精度を上げる大きな武器です。根拠が無ければトレードは見送りです。
競馬では、過去の上がり3ハロンのタイムを根拠に馬券を購入しようとしても、払戻金に魅力が無ければ馬券の組み合わせに工夫をする必要があります。無理やり距離適性のふさわしくない馬との組み合わせで馬券を購入する事にも繋がります。根拠に自信が無くても開催日が決まっている競馬では、見送りは選びにくい選択肢です。
FXは参加し続け技術を磨けば、利益を生みだすトレーダーになるチャンスはあります。しかし、競馬を始めギャンブルの世界では、利益を出すギャンブラーになるには。投機家以上の努力が必要になってくるでしょう。
FXは稼ぐために行う投機で、ギャンブルは楽しむための遊びと割り切る事が重要です。決してFXをギャンブルと混同しない様にしましょう。
最後までお読み頂きありがとうございます。
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