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ダウ理論とは

time 2015/09/14

ダウ理論とは

ダウ理論について

相場の世界では誰しもがこの理論を始めた初期に見聞きするものです。

トレーダーの中にはダウ理論を最重要視する方も多数存在します。

私もその中の一人です。

ダウ理論の波形に逆らってポジションを持つ事は、それなりの理由なり根拠が必要と考えています。

そうでない限りダウ理論の波形に逆らってトレードする事は得策ではありません。

既にどこかで見聞されているかと思いますが基本法則を書き出してみます。

ダウ理論 基本法則

①平均は全ての事象を織り込む

②トレンドには3種類ある

③主要トレンドは3段階からなる

④平均は相互に確認されなければならない

⑤トレンドは出来高でも確認されなければならない

⑥トレンドは転換の明確なシグナルが出るまで継続する

とこのように書籍などには紹介されています。


 

①平均は全ての事象を織り込む

この法則は私が一番大事にしている法則です。

チャールズ・ダウ氏が提唱してから100年以上経過していますが、現在こ至るまでのこの考え方が前提となりテクニカル分析が成り立っています。

市場では、政治的なもの、実需、他の市場の影響などのファンダメンタルズが既に織り込まれているというものです。

この法則の素晴らしいところは迷いを一切捨て去る事が出来るという点です。

米国債10年利回りや日経平均を気にしないでトレードが出来ます。

以前は私は米国債10年を頻繁に気にしていましたが、価格が動いた後に情報が入るのが大半で意味がありませんでした。

ただでさえ難しい環境認識、エントリーのタイミングに全精力を費やしている私にとっては、この基本原則は勇気を与えてくれます。

大変ありがたい基本法則です。

②トレンドには3種類ある

主要トレンド、二次的トレンド、小トレンドと分けて考えています。

私の主観でデイトレードのタームで考えると、日足でのトレンドが主要トレンド、主要トレンドの押し目や戻り、直近のトレンド波形を刻むのが二次的トレンドで4時間足に当たります。

そして小トレンドは短期足で執行時間足だと考えています。

日足でトレンドが出ていても、それ以下の時間足では逆のトレンドが出ている事があります。

デイトレードをしている訳ですから、直近の時間足にトレンドが発生したのであれば見逃す訳にはいきませんし、逆らう訳にもいきません。

二次的トレンド、小トレンドを見極める力こそが利益に繋がります。

どの時間足で利鞘を抜くかで考えると、どのトレンドを重要視すれば良いかが解ってきます。

私は4時間足を二次的トレンドと思っていますので一番重要視しています。

③主要トレンドは3段階からなる

第一段階の最初の参加者は先行型の投資家、第二段階の参加者はトレンドの方向に付いて行く、いわゆるトレンドフォロー型の投資家、第三段階の参加者はトレンドが明確になり多くの投資家が参入してくる段階です。

勝手な私の見解だと、

第一段階はブレイクの初動狙いの参加者

第二段階は最初のリトレースメントを拾いに行った参加者

第三段階は完全にトレンドの波形が確認されてから入る参加者

と見ています。

④平均は相互に確認されなければならない

この法則はチャールズ・ダウ氏の時代に工業株と鉄道株があり、両方が同じシグナルを発しないと本格的な上昇あるいは下降のシグナルでは無い考えられた基本法則です。

FXに、この基本法則を当てはめると共通する通貨の通貨ペア同士を比べるという事でしょうか?

例えば、

EUR/USDEUR/JPYでどちらもEUR買いで価格が上昇したのを確認してからエントリー

確かにそのような手法も確立されていて商材も販売されています。

同じ通貨が絡んだ通貨ペアでも、それぞれ反対の動きをする事は頻繁にありますので、強い通貨に絞り込むという点では素晴らしい手法だと思います。

私も一応は気にしますが、環境認識とエントリータイミングを重視しますので反対の値動きをしていてもチャンスがくれば関係なくエントリーします。

⑤トレンドは出来高でも確認されなければならない

この法則は出来高を用いる事によってトレンドの発生やトレンドの強弱を確認するという基本法則です。

正直、FXではあまり気にする必要のないものと考えていますので省きます。

出来高を用いた分析は出来高を見るだけではなく、オシレータとも兼ね合わせて見ていく必要があり複雑になります。

価格の動きが追えなくなる可能性があるのでオススメは出来ません。

⑥トレンドは転換の明確なシグナルが出るまで継続する

この法則はトレーダーにとっては①の法則と同様に勇気を与えてくれます。

通常トレンドは活動中は継続する可能性が高いと言われています。

あなたにも経験がありませんか?

大きくブレイクしてリトレースメントしないままどんどん価格を更新していき、ようやく価格が止まりリトレースメントしてきても

もうこれ以上はさすがに伸びないだろう

とエントリーを躊躇していたら、トレンドが再開して乗り損ねたという事が。

確かに瞬間的に伸びた価格は、そのままボラティrティが収縮してしまいレンジ(調整)に入る傾向があります。

しかし、気にしていれば機会損失に繋がります。

トレードでは収益機会を逃すことがトータルで考えると大ダメージになります。

トレンドが転換すればただ損切りになるだけです。

損切りより怖いのは収益機会の損失です。

先入観は持たずにトレンドをひたすら追いかける様にしましょう。


 

以上が、私の勝手な見解のダウ理論です。

参考にして頂けたら嬉しいです。

          

最後までお読み頂きありがとうございます。

 

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