2016/01/17
必要なのは証拠金だけではない
専業トレーダーを目指す上で気になるのは、どのぐらいの証拠金が必要かという点ですよね。
FXは少額で始める事が出来ると言っても、ある程度まとまった証拠金を用意しなければ専業トレーダーとして独立する事は難しいと思います。
最低でも300万円は用意したいところです。
内訳として、100万円は当面の生活費、200万円は証拠金です。
月利10%以上あれば生活できます。30%以上あれば複利運用も兼ねる事が出来ます。
しかし、FXは良い時もあれば必ず成績が低迷する時もあります。収入が安定しません。一月でも負け越しをすると翌月は大きなプレッシャーになります。
トレード以外の面でも強いメンタルが求められてきます。専業トレーダーとして生活していくには技術が優れているだけでは厳しいという事ですね。
専業トレーダーのメンタル
プレッシャーを乗り越えて、専業トレーダーとして実際に成功している人は実際には少ないと思います。
そもそも、よく考えてみれば、300万円あればコンビニなどのフランチャイズの権利を手にする事が出来ます。他のビジネスに挑戦する事も出来ます。
独立する道は複数あるのに、何故、FXでの専業トレーダーを目指す人が多いのでしょうか。
考えられる理由として、
・不労所得と勘違い
・自由な時間を手にする事が出来る
・実績を積んだから
これらが考えられます。
不労所得と勘違いしている人は意外にも多く、少額でもレバレッジを効かせてトレードすれば一晩で簡単に数十万円稼げると思い込んでいる人もいます。海外の口座を利用すれば実現する可能性もありますが、資金管理の重要性を理解していなければ専業トレーダーとして生きていく事は出来ません。FXに限らず相場取引は不労所得ではなく労働所得です。マウスをクリックするだけの作業に見えますが、テクニカル分析を行った上でトレードをしています。トレード記録も細目に残します。トレード記録の検証作業もしなければいけません。利益を残す為に様々な事をしなければトレードで利益を残す事は不可能です。
自由な時間は確かに魅力的ですよね。専業トレーダーを目指す動機として十分だと思います。
実績も重要です。勝ち越しを納得の行く期間続ける事が出来れば専業トレーダーとして生きていきたいと考えるのは自然の流れです。
しかし、いざ独立しても先述した通り、トレード成績が低迷した時、兼業トレーダー時代には感じなかった危機感を感じるはずです。連敗が恐怖となり、鍛え抜かれたハートにも亀裂が入るかもしれません。
リスクヘッジをしてメンタルケア
専業トレーダーとして活動するに当たり、収入面のリスクヘッジをする事はとても重要です。トレード成績が低迷し、プレッシャーを感じるのは収入面に対しての不安が原因です。
FX以外にも収入減を確保しておくと、成績が低迷してもメンタルに影響は出にくくなります。むしろ、FXは長期的に考えるものだという事を再認識させてくれます。
専業トレーダーだからと言ってFXのみで稼がなければいけないという事はありません。将来的に専業トレーダーに成りたいと考えるのであれば、在宅ワークが出来るスキルを身に付けておいた方が安心です。
また、会社を解雇された事をきっかけに専業トレーダーに挑戦する選択肢はアリかもしれませんが、勤め先を辞めてまで専業トレーダーに挑戦するには、豊潤な資金力があるか、メンタル面も含めてプロの為替ディーラーを凌ぐ力量が無ければ無謀な事なのかもしれません。専業トレーダーとして活動を考えられている方は、今一度、再考してみて下さい。
最後までお読み頂きありがとうございます。
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