2016/01/17
其の一 根拠は二つあるか
トレードには根拠が二つ必要という事は、トレードを実行しないテクニックでも書きました。
環境認識で一つ、執行時間足で一つの最低二つが必要になります。エントリー前に根拠と呼べるものかどうか必ず確認しましょう。
注意すべき点は、
執行時間足のチャートに釣られてはいけない
という事です。
其の二 ボラティリティの大きさを計る
デイトレードのボラティリティは、損切りポイントを考える上で重要になります。
直近の高値、安値のサポート・レジスタンスを突破する勢いがありそうな時は損切りポイントに余裕を持たせる必要があります。
利食いも伸ばせそうであれば遠くに設定する判断材料に使えます。
オススメの方法は、MT４であればボリンジャーバンドの２σと－２σの間のpips数を計る方法です。ボリンジャーバンドを使わない方であれば、直近の高値と安値を計るのもオススメです。
其の三 損切りポイントはそこで良いのか
ボラティリティを計った後は損切りポイントをどこにするか決めます。
基本は逆行しても反発して順行する事が期待できるポイントです。
簡単に言ってしまえば機能しそうなサポート・レジスタンスという事ですね。
其の四 利食いポイントはそこで良いのか
デイトレードでは損切り幅より伸ばせないと意味がありません。
ここで気を付ける事は、機能しそうな４時間足、日足のサポート・レジスタンスが利食いポイント付近にあるかどうかです。
サポート・レジスタンスがある場合はスルーをオススメします。
其の五 指標発表や要人発言が控えていないか
ＦＸでは頻繁に指標発表や要人発言があります。
特に米国の指標とＦＲＢ議長の発言は全ての通貨ペアに影響を与えます。
発表や記者会見まで時間が無い様であれば、トレード環境が出来上がったとしてもエントリーを
控えた方が後悔しません。
其の六 ＬＯＴサイズは間違っていないか
証拠金の何％をリスクにしているかはトレーダーそれぞれです。
しかし損切りで失う金額は一定にしておく必要があります。
複数の根拠が重なっている時は強気にサイズアップするトレーダーもいますが、概ねその様なトレーダーは勝ち組の人間です。
連続して利益を残せない内は一定の金額にしておいた方が無難です。
損切り幅のpips数から適切な損切り金額を決めましょう。
こちらを参考にして下さい。
↓
慣れてくると感覚で損切り金額は計算する事が出来ます。
其の七 シナリオを描けているか
これはかなり重要です。
損切りになる時のイメージ、利食いになる時のイメージが描けていないとサインに従ったトレード止まりになってしまいます。
他のトレーダーの思惑を意識しイメージする事によって売り買いの圧力の傾きを再確認しましょう。
自信が無ければスルーです。
其の八 売買を間違えていないか
よくあるミスです。私は何度もやりました。
間違えに気付いたら含み益、含み損に関係なくすぐに決済しましょう。
其の九 通貨ペアを間違えていないか
これも良くあるミスです。
特にＭＴ４上でトレードをするのではなく証券会社のプラットホームから注文を出す時に犯しがちです。
其の十 本当にリスクを負っても良いのか
最後の確認です。
この環境で本当にトレードをしても良いのか？
損切りになっても後悔しないのか？
自問自答しましょう。
トレードとはリスクありきの行動です。
リスクを受け入れる覚悟は必要ですが、価値のないトレードは絶対にしてはいけません。
この最後の確認がトレードの選別作業になります。
最後までお読み頂きありがとうございます。
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