波形とサポート・レジスタンス 

FXで利益を残すには?FXを良く知る事です!

移動平均線の有効的な使い方

time 2015/09/09

移動平均線の有効的な使い方

移動平均線について

移動平均線(Moving Average略してMA)の種類は3種類あります。

単純移動平均線(SMA)、加重移動平均線(WMA)、指数平滑移動平均線(EMA)

とありますが主に使われるているのは、単純移動平均線(SMA)と指数平滑移動平均線(EMA)になると思います。

私もこの2つを使います。加重移動平均線(WMA)に関しては1度も試したことがありません。

何故かと言うと、どの書籍もあまり使用例が記載されていないので興味が無かったからです。

ですからどのような働きをするか検証もしていません。

と言う事で、単純移動平均線(SMA)と指数平滑移動平均線(EMA)についてだけ見ていきます。

単純移動平均線(SMA)

単純移動平均線(SMA)は、常に指定した期間だけをもって計算する事を指します。

ローソク足が一本確定する毎に、一番古いものが外され新しものが加わり平均を出します。

10MA=10期間の終値の合計÷10

メリット ①とても簡単に計算が出来る ②世界中で使用しているトレーダーが多い

デメリット ①より近い価格が重要視されるべきなのに直近と一番古い価格が同等に扱われている

重要なのはデメリットの方よりメリット②の多くのトレーダーが使用しているという事実です。

移動平均線は湾曲したサポート・レジスタンスとも言われています。

つまり、移動平均線での反発を期待した新規ポジションのエントリータイミングとして意識され易いという事になります。

デメリットより重要と書きましたが、価格を平均した上でより直近を意識したいトレーダーも少なくはありません。

その様なトレーダーに愛用されているのが、指数平滑移動平均線(EMA)です。

指数平滑移動平均線(EMA)

単純移動平均線(SMA)ではデメリットとして、

より近い価格が重要視されるべきなのに直近と一番古い価格が同等に扱われている

と書きましたが、これは外される古い数値と加わる新しい数値に大きな差がある場合、移動平均線としてあまり参考にならないと言う事です。

古い数値が100pips上昇していたにもかかわらず外され、新しい数値は10pips程の上昇であれば、短期売買を目的としたトレードでは、あまり参考にならないケースも出てきます。

そこで考えられたのが指数平滑移動平均線(EMA)になります。

これは直近の数値により重きを置く様に計算されているので、単純移動平均線に比べてより早く価格を追随します。

より早く動くため早期にトレンド発生のシグナルを見出せると言われています。

しかし、EMAのみに頼ってテクニカル分析をすると、動きが早い故にダマシのシグナルを乱発します。従ってEMAのみでトレンド発生のシグナルを発見しようとしても上手くはいきません。

私はEMAを基本通りに使っています。

・EMAより上に価格があれば買い有利

・EMAより下に価格があれば売り有利

と判断をします。

また、強いトレンドの時には、リトレースメント後の反発を期待したエントリーポイント候補にしています。

移動平均線を過信しない

移動平均線全般に言える事ですが、プロットされた移動平均線は全て現在に至るまでの価格の動きを追随したものに過ぎません。ですので、ゴールデンクロスとかデッドクロス等は移動平均線のみで判断してはいけません。

初心者時代には入門書にかかれていた通りに、ゴールデンクロスやデッドクロスを利用したトレードを実行していました。しかし、全く機能しなかったのをよく覚えています。

ゴールデンクロスやデッドクロスは、他の指標と組み合わせて考えなければ、精度の高いシグナルを見出す事が出来ないのではないかと思います。

移動平均線の使い方

「移動平均線は過去の価格の動きをプロットされているだけだから、将来の事には役立たない」と言っている訳ではありません。それを言ってしまうと、過去の値動きを参考にするテクニカル分析自体が否定されてしまいます。

上記の方でも触れましたが、移動平均線を将来の値動きを見据える使い方として、EMAを中心に価格が上か下かという判断がシンプルかつ精度の高い使い方だと考えています。

価格がEMAより上という事は、ロングポジションの保有者が多いという事になります。

EMAより下では逆のことが言えます。

トレンドフォローとは、トレンドに追随する事であり、便乗する事です。

その面を考えると参加者の多くがロングを狙っているのか、ショートを狙っているのかを判断するための材料として、EMAは非常に便利なインジケーターだと言えます。

エントリーのタイミングで使う事にも触れましたが、強いトレンドではMAは強く意識されます。

押し目、戻り待ちの参加者でMAを利用するトレーダーは多くいます。

時間足によってはその限りではありませんが、15分足では強いトレンドは短期のMAを簡単に割らない傾向にあります。15分足での短期MAはEMA10~13辺りがオススメです。

MAは傾きも非常に重要です。

チャートを見る人の感覚にもよりますが、トレンド強さを見極める方法の一つとして使えます。

他にも移動平均線には様々な使い道があります。使い方によっては素晴らしいインジケーターになりますので、トレード手法に悩みをお持ちの方は、是非、移動平均線を上手く利用しトレード手法の向上に役立て下さい。

          

最後までお読み頂きありがとうございます。

 

ブログランキングに参加しています。応援よろしくお願いします。


為替・FX ブログランキングへ 為替・FX ブログランキングへ

にほんブログ村 為替ブログへ
にほんブログ村

sponsored link

down

コメントする




カテゴリー



sponsored link