波形とサポート・レジスタンス 

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FX入門 ローソク足の基本的な見方

time 2016/02/07

FX入門 ローソク足の基本的な見方

ローソク足の基本

ローソク足は江戸時代に生まれ、米相場で使われていたと言われています。現代では、海外でもバーチャートから乗り換え、キャンドルチャートと呼び愛用しているトレーダーも少なくありません。

ローソク足が表している相場の価格情報として、

始値

最高値

最安値

終値

があります。

ローソク足の見方④

日足であれば、

始値はマーケットオープンの価格(実体部分)

最高値は当日の最高価格(ヒゲ部分)

最安値は当日の最安値(ヒゲ部分)

終値はマーケットクローズの価格(実体部分)

となります。

他の時間足も同じ様に考えます。

また、ローソク足には陽線と陰線があり、

陽線は価格の上昇

陰線は価格の下降

を表しています。

陽線と陰線①

基本的にFXではローソク足の終値が次のローソク足の始値になりますが、週明けとなる月曜日には、チャートに隙間を空ける窓開け現象が起こる事があります。

日足

窓開け

15分足

窓開け現象

この窓開け現象を利用したギャンブルトレードをする方もいますが、一般的にデイトレードの様な短期売買では、土曜日早朝のマーケットクローズまでにはポジションを決済します。理由は、窓開け現象が起こり価格が逆行した場合、損切り注文を飛び越えて約定する可能性があるためです。そうなると想定していた損失以上の証拠金を失ってしまいます。ポジションの週末持越しはスイングトレードの様な大きな値幅を想定したスタイル以外では、危険な行為と覚えておきましょう。

プライスフォーメーションについて

ローソク足とセットで有名なのが酒田五法です。三山(さんざん)、三川(さんせん)、三空(さんくう)、三兵(さんぺい)、三法(さんぽう)とあり、ローソク足の並びや形状でテクニカル分析をします。

酒田五法には、参加者の心理や売買の事実から導き出される様々なサインがあると言われています。実際に酒田五法をメインのトレード手法に取り入れているトレーダーも多く存在します。

しかし、酒田五法はスイングトレードの様な長期の時間軸に対しては有効的ですが、デイトレードやスキャルピングでは頻繁に酒田五法に当て嵌まるプライスフォーメーションが出来上がるので、インジケーターの組み合わせなどでフィルーターを掛けなければ、優位性のある環境を絞り込む事は出来ないでしょう。

短期売買でも注目したいローソク足の形状があります。Pin Bar(ピンバー)と呼ばれるローソク足で長いヒゲを出した形状のものになります。Pinocchio Bar(ピノキオ・バー)の略語です。バーチャートで見るとピノキオの長い鼻に見える事が由来だそうです。

ピンバー⑧

ヒゲが本体より長ければ機能し易いと言われています。上記のローソク足は理想の形状です。

この様なPin Barの利用方法はトレンドが反転しそうな時に使います。

長いヒゲを出すという事は、

実際に取引が行われたが最終的に押し戻された!

と認識出来るので、

ヒゲ近辺に強力な抵抗帯が存在するかもしれない!

とアタリを付ける事が出来ます。

ピンバーの内容

この様なPin Barの使い方を知っておけば、より精度の高いトレンド転換を狙ったトレードが実行出来る様になります。

ピンバーでトレンド転換を見つける

上記の図ではPin Bar出現後にトレンド転換しています(短期足でのPin Barは陽線、陰線はあまり気にする必要はありません)。しかし、Pin Barを過信する事は厳禁です。あくまで、波形の高値、安値、サポート、レジスタンスを確認した後にPin Barを材料の一つにするだけにしましょう。決してPin Barを単独で利用してはいけません。

終値は重要

時間足にもよりますが、ローソク足が提供してくれる情報の中で最も重要なものは終値です。終値次第でPin Barにもなり、変哲の無いローソク足にもなります。

また、終値はサポート、レジスタンスを突破したかの判断にも使えるので、なるべく短期足では確定を待つ事をオススメします。逆張り気味のトレードで確定を待たずにエントリーをして逆行した時は後悔しますが、確定を待ってからエントリーをして逆行した時は仕方がないと割り切れます。トレードの経験を積むまでは、なるべくメンタルに負担を掛けない方が健全的ですからね。

ローソク足は参加者の総意で形状が決まるとも言われています。新規注文、利食い、損切りなど様々な要因の結果、時間足毎のローソク足が決まります。そう考えるとテクニカル分析を行う上でローソク足の終値に対する注目度はより一層高くなりますよね。是非、波形やサポート、レジスタンスと合わせてローソク足の終値にも注目してみて下さい。きっと、チャートを分析する能力が向上するはずです。

 

          

最後までお読み頂きありがとうございます。

 

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